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2005年 10月 25日

烏賀陽弘道『Jポップとは何か―巨大化する音楽産業』岩波新書 2005

投稿者 by tak@taknews.net at 10:46 / カテゴリ: 09書評 / コメント (3) / トラックバック (0)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業岩波新書


Jポップとは何か―巨大化する音楽産業岩波新書

 私はJポップを全く聞かない。そんな私でも「最近」のJポップのサビはいやでも耳にしている。なぜにJポップが当たり前の存在となったのだろうか。それをこの書は紐解いている。

 まず「Jポップ」なる言葉の成立背景を明らかにしている。そしてその裏には国際舞台で通用するという「ファンタジー」があったと説いている。西洋諸国に経済だけでなく文化もならんだという幻想を抱かせる、それがJ(ジェイ)には含まれているということだ。

 次にメインテーマとしてJポップがここまで巨大化した背景を解説している。そこでキーワードとしてデジタル化、「Jポップ産業複合体」の形成、セルフ・アイデンティティーを著者は挙げている。デジタル化によりオーディオユーザーがおじさん層から若年層に一気に広まり購入層が莫大に増加した。また制作側も打ち込み主体となり安い制作費で大量生産が可能になった。またメディア、広告代理店、スポンサーとレーベルの共犯関係により「Jポップ産業複合体」が形成され、「タイアップ」中心のサビだけの音楽が時流に乗った。そして消費者をみると、経済的に世界ナンバーワンとなった日本人は「モノから心へ」という転換の中で「自己愛型消費」、つまり歌だけでなく言動やファッションも含めてセルフ・アイデンティティーを確立のために好きな歌手の歌を買うようになった。さらにカラオケや着メロも同じ心理で自己を否応なく見せ付けるツールとなっている。

 これらの要素によって「Jポップ」誕生からわずか十年あまりにも巨大な産業と化したのだ。しかし、ご存知の通り近年のCD売り上げは低下傾向だ。その原因とそれを克服するための「政治権力との癒着」を終章に結んでいる。Jポップについて心理的ないし社会的な考察はされてきたが、産業として分析した人は過去いなかった。それを試みた本書の挑戦は成功したといえるのではないだろうか。将来的にはiTMSの影響についても考察してほしい。

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