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2004年 9月 09日

花博にみた地方都市の運命

投稿者 by tak@taknews.net at 11:11 / カテゴリ: 02日本社会 , 11旅 / コメント (0) / トラックバック (0)

 この土日浜松の花博に行ってきた。浜松に行ったのは9年強ぶり。前回は訪問ではなく居住地だったのだが。行って感じたことは変わらないものは変わらずあり、変わっものはなくなったという感じだ。
 まず変わったことは街がだいぶすたれてきたことだ。松菱百貨店はなくなった上に空いたまんま。百貨店一つがまるまる空いた状態はさびしいものだ。他にもかなり大き目の商店街(道に沿って縦横に店が広がる)があるのだが、空いてしまったところが多い。空きが多いせいで家賃が下がったのだろう、若い店主の服屋がやたら増えていた。しかし若い人たちの服屋だけで商店街をキープしていくことは、長期的に見ればかなり厳しい。また服屋自体、初期投資後も生鮮食料品ほどではないにしても回転資金がそれ相応に必要な業種なので今後どうなるかはわからない。ただ工場が多い土地柄、若い人はいるのでまだ可能性はあるかもしれない。(西武の跡地は意外にきれいなまま違う店として残っていて、かつそれなりに人がいたのは街がまだ死んでいない証拠だろう。)
 そして最も驚いたのがイオン浜松志都呂ショッピングセンターhttp://www.aeon-hamamatsu-shitoro.com/index.htmlだ。花博の雄踏駐車場近くにどか〜ん!と現れた巨大な建物。駐車場の一番上へと伸びるスロープはまるでジャンプ台だ。本当に度肝を抜かれた。あとで知ったのだが面積は18万平米。400メートルの正方形で16万であるからそのでかさは半端ではない。こんなものができてしまったら浜松、浜北周辺の店は皆ぶっつぶれるだろう。平日は遠鉄ストア、休日は半分レジャーみたいな感覚でイオンまで、という生活が容易に想像できてならない。土地柄、軽の車が多く主婦も車に乗っている割合が高い。郊外、といっても中心地からわずか8キロの地点にあんなものが作られたらもう小売店は終わりだ。そして商店街はどんどんさびれそのうち百貨店もなくなり街が荒廃していく。そしたら破れ窓理論の通り犯罪が増える。そして浜松はブラジル人などの海外からの労働者が非常に多いため、犯罪と絡み非常に微妙な問題が発生することも十分に考えられる。そのコストを考えればイオンで清潔感ある建物で安いものが買えるコストは決して安くはない。またイオン自身は地元に落とす金が大きいわけではない。雇用もアルバイト中心でなんといっても、もうけた金で何かを買うわけではない。地元で消費者とならない一方的な販売者であることを忘れてはならない。以上を考えると私にしてみれば、イオン出店はむしろ高いコストに思える。そちらがいいかは人それぞれであろうが、それらコストを勘案してから物事を決める必要があるのは間違いない。なお最新号の雑誌「選択」でこのショッピングセンターの記事がある。そこで書かれていたのだがアメリカでは条例でウォルマート出店を制限しているところがあるそうだ。これは考慮するに値する。
(岡田も押せないんだよな・・・ぼそ)

 変わらないもの、まずは天錦はてんぷらの具をあげるときに手も油に入れること。あ、けど揚げるのが息子さんになっていた。先代は奥にいたので仕込みをしているのだろう。ちなみにパフォーマンスの派手さはまだまだ先代が上。味は相変わらずおいしい。特にエビがまさにエビの味がして最高。
 八百徳のうな茶も相変わらずうまい。お茶といっても昆布茶なのであっさりしていて意外に鰻とあう。これを食べれば一週間くらいは元気になること間違いなし。ただコストパフォーマンスを考えれば天錦に軍配か(天丼1000円、うな茶2200円)
 あとは街の風景は店舗が寂れた中心部を除けばおおむね変わりはない。特に住宅地はほとんど私の記憶と変化はない。私が昔住んでいた家も相変わらず建っていた。プールや水着が干してあったので子供のいるファミリーが住んでいるのであろう。あれから10年弱が経ったかという思いと、今は違う方の住まいなのにまるで自宅に帰ってきたような私の感覚がぶつかる感覚が何ともいえない。「世界」の衝突。

2004.9.11追記 天錦の天丼は夜2000円だそう。1000円はお昼の値段なので注意!

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