2006年 3月 23日

タミフル(220億円分)は5年後にゴミに

投稿者 by tak@taknews.net at 11:02 / カテゴリ: 00国内政治 / 199 コメント / 0 トラックバック

 最近忙しくてこの記事が出てから数日たってしまったけど…

備蓄タミフル、5年で無駄? 新型インフルに使途限定(朝日新聞)

 はっきり言えば「そんなことわかっていたことだろう」と思っていたが、少しばかり話が違う。備蓄用には少々安い値段で購入できるという「一瞬」お得な購入ができたと言うことだ。しかし備蓄用で購入した物は通常のインフルエンザの治療には使えなく、5年で廃棄という条件とのこと。これはまるで5年220億円という超高額の「保守管理」に契約したようなものだ。この条件付の値切りは、完全にロシュの思惑通りではないか。新型インフルエンザが流行しなくても、社会に不安が醸成されている限り5年ごとに大量な備蓄薬を売り続ける事が出来る。かなり手堅い「仕事」だ。はっきり言えばえげつなさすぎる。せめて差額を払うことで転用できるようにしてもらいたいものだ。

 この手堅い保守管理的契約方法の裏を考えると、ベタだがどうしてもラム公に行きつく。ギリアド・ サイエンシズ(タミフルの開発元 特許を持っている)の元会長で今も大株主であるラムズフェルドが大喜びという図を。今は政権内なので売らないようだが(インサイダー疑惑になりかねない)、2年後は速攻で売ったりして。これも対米追従の副産物、とまでは言い切れないが、そう勘ぐられても仕方ないだろう。インフルエンザでは不安に煽られ、牛肉では過剰すぎると言われダブル・スタンダードを易々と受け入れるヘタレ野郎…先進国は全部備蓄しているように朝日は書いているけど、実際は製造されたタミフルの8割は日本行きですからな。さらに個人的に気になるのがなぜにリレンザではなくタミフルをたくさん買うのかということがある。リレンザの方が二年早くできている薬で、タミフルと作用機序は同じなのだ。日本でも「インフルエンザの特効薬が保険適用」のニュースが流れたときの映像はリレンザだったと記憶している。それがいつのまにかタミフル一色になっていた。

 リレンザの欠点は、吸入なので老人や子供が使いにくいことだけだ(価格の違いは不明 もしかしたらリレンザは高いという大きな欠点があるのかも これは医療関係者に確かめたいところ)。しかし現実的に吸入できないくらいの子供や老人はそんなにいない。幼児(幼稚園児でもいうこと聞いてくれれば問題ないだろう)と鼻を少し強くすする力がなくなった人だけだ。そう考えると、どう考えても「使いにくい」という意見は詭弁に過ぎない。さらにリレンザは吸入なので直に患部に行き、さらにはからだの中を巡るわけではないので副作用も小さいと考えられる。昨今の神経系への副作用疑惑はまだ有意な数値ではないかと思うのだが、仮にそれ副作用であるならリレンザだとそのリスクを軽減できる。リスクは小さく効果もより大きい、欠点は吸うのが面倒。そのリレンザをまるで忘れてしまっているのはなぜ?ラム公(というより米国)が絡んでいると考えるのが真っ当ではないかと思えてくる。

 もちろんタミフルは新型のためだけにあるわけではない。だからタミフルをコケにするのはいかがなものかという意見もあろう。確かに通常のインフルエンザにも効くのだが、記事にある通り早期に投与しなければ意味がない。なぜならウイルスを潰すのではなく、その増殖時に必要な酵素を阻害するので増殖してからでは遅いのだ。またその効き目も成人にとっては生死を分けるような大きなものをもたらすことはない。記事の通り1日ほど早くなるだけだ(つまりここからも発症後ではすでに効果が少ないことが伺える 予防薬としては効果があるようだが)。成人ならその一日で死んだり後遺症が出たりすることはことは、ほとんどないだろう。よくブログなどでもタミフルで劇的に治ったとあるが、体力のある人で日本の平均的な衣食住があれば、普通のインフルエンザなら(A型でも)ピークは2日ほどだろう。それが1日になっているだけでしょうと。
 さらなるリスクとして、耐性を持つウイルスを作ってしまう可能性もある。寝ていれば治る病気で、かつその病気の耐性ウイルスは世界的な大流行を起こしかねないものであるなら、リスク管理の観点から考えればむしろ投薬は限定的にすべきだろう。そして投薬は一部の例外(通常のインフルエンザでも不可逆的ダメージを負う可能性がある人たち)を除いて本当にとんでもない感染力を持った高病原性インフルエンザが上陸したときに、予防薬として投与すべきであろう。そうでなければ上陸したときにすでにタミフルが効かないウイルスになっていて220億円備蓄計画は企業を潤したに過ぎなくなるばかりか、日本は大パニックになることだろう。

 最後にまとめると
・通常のインフルエンザでタミフルを必要としている人は多くはない。衣食住がちゃんとしていれば寝て治せる。
・タミフルはそもそも早期投薬でないと意味がない。大量に備蓄しているのも治すためと言うよりは、(パニックも視野に入れた)予防薬の性質が大きい。
・いかにも世界で備蓄しているように思わせつつ、なぜか日本ばかりが備蓄&消費。新型インフルエンザの発生ポイント(と考えられるところ)から近いとはいえ、異常な偏在。
・より効果的で安全であると考えるのが自然であるリレンザを差し置いて、タミフルばかりになっている事情は謎。
・通常のインフルエンザにタミフルを必要以上に投与することは、備蓄タミフルの目的を奪い去りばかりか、人類にとっても大変な結果をもたらしかねない。

 個人的にはなぜリレンザでないのかが一番気になる。

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2005年 10月 19日

小泉が靖国参拝

投稿者 by tak@taknews.net at 08:50 / カテゴリ: 00国内政治 / 1699 コメント / 1 トラックバック

 小泉が靖国いくのは思想信条よりも、対中の(次元の低い)意思表示であったり意固地になっているだけと考えているが、相変わらずあほどもは英霊を国が供養すべきだという。彼らの論理にのったとしても実に視野が狭い。お前たちの英霊は何なんだと。靖国は「官軍」で「戦死」したものが祀ってある。二つの縛りがあるものに縛られていては、より大きな視点を持ちうることはない。

 官軍に抗した西郷や2.26の青年将校ら(これは昭和天皇が何を勘違いされたのか、それとも奸賊どもに入れ知恵をされたためか、官軍を逆指定したため青年将校たちは国賊となった)は、もちろん靖国に祀られていない。あくまで靖国に祀られているのは官軍として死んだものだけだ。日本の礎となり奸賊に殺されていったものたちは祀られてないどころか、むしろ排除されている。

 官軍だったが戦死ではない乃木や東郷も祀られていない。そして軍人でない人たちは当然に祀られていない。具体的に有名な人がいるわけではいが--いや、有名でない一般人であるからこそ意味もある--「お国のため」の論理の元に犠牲になったり苦しめられた人はどれだけの数になるのか。その人たちへの想いを忘れ、靖国なる偏狭な限られた「英霊」とやらのみに思うところが行っている時点で、靖国行って喜んでいる連中は国賊クラス。

 結局偏狭なナショナリズムにのりカタルシスを覚える連中が一番平和ボケしているのだ。平和ボケしてないと、そこまでナイーブに考えること出来ませんわ。

 東条の孫娘も「悪いわけじゃないのにA級戦犯となった人もいることを忘れないでほしい」みたいなことを言っていたが、ならばそのような「ネタとしてのA級戦犯(こいつらが悪いことをした。他の日本人に罪はないというネタ)を最後まで引き受ける」=「A級戦犯は表立っては戦争犯罪人であり許されないものたちだ、という態度で臨む」ことがむしろA級戦犯たちの本義本懐であるはず。彼らに対して極悪非道の大犯罪人であると振舞うことこそが彼らの本義本懐である、ということを考える知恵はないのかね。

 なお今回の靖国参拝もディーバーシステムの一環もになっているように思える。最近はタイゾー君が募金やら山古志やらで主演男優となっていたが、そろそろ違うネタがほしい。そこで仕掛けた面もあろろ。共謀罪と障害者自立支援法(という名の「自己責任」法)もあることだし。

 靖国参拝の日にテレ朝で中国人ジャーナリストが「中国ではなく日本の憲法を守っていないんだ」ということを言っていた。残念ながら日本は前近代国家なので、憲法は法律程度にしか考えてないからジャーナリストの言った意味がわかってないよ。いくらおつむがいい連中も平気で「憲法は国民が守るもの」とか言う国だし。百マス計算して瞬発力の能力を高めたり、日本語を声に出して読むこととどっちが大事なんだと。大学生が分数の計算が出来ないことより、「憲法は国民が守るもの」とか言っている方がよっぽど問題(分数ができないのは問題ではない)なんですけどね。

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2005年 10月 08日

ディーバーシステムの演者は「三」勤交代くらいで回るんでしょと

投稿者 by tak@taknews.net at 23:17 / カテゴリ: 00国内政治 / 1579 コメント / 0 トラックバック

 昨日は久しぶりに夜のニュースを見た。NHKも含めて。そしたら何だ、政治ネタは片山と佐藤ばっかではないか。多層型ディーバーシステムの構築が着々と進んでいるではないか。一応やりとりは字幕つきで放送はされるが視聴者の持つ印象は片山と佐藤が出ていたというだけだ。国民がやりとりを覚えているとすると民主党が「ラブレターが200円になってもいいのか」と聞いたら片山が「若々しい云々 赤字は税金で負担ということですね」と言っていたところぐらいだろう。これは民主党の質問の意図は(郵便を使った)通信は日本全国どこでも誰でも安価にあまねく使えるべき国が整えるインフラではないかという質問だ。しかし国民はそんなこと考えない。1ビット回路が働いて「税金投入いかん」となるわけだ。もちろん下らん例に走った方も悪いが。

 佐藤ゆかりの不倫メールも一説には野田聖子が流すように頼んだともいわれているが、むしろ自民党にプラスになっている。自民党が意図的に流したのかどうかわからないが、不倫メールについては一切触れず「劇場」の中でうやむやにすることによって深く突っ込まれることはない。(そもそもおしっこ飲ます山拓大先生もいますからなw)深く突っ込まれることがなく現実的ダメージが少なくなると、不倫ネタはむしろプラスだ。誰も口には出さないがなんとなく「あの佐藤」「すけべな佐藤」という感覚を持ってみたがる。

 で今日は何かといえばタイゾー君が神奈川の参議院補選でビラ配りでもいいからやらせてくれと・・・・毎日毎日えさをまき続けるんだろうな、自民党は。ネタと人材は豊富であるし、これからも日替わりで行き続けるような予感がしてならない。

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2005年 9月 29日

自民党・杉村太蔵くん

投稿者 by tak@taknews.net at 00:29 / カテゴリ: 00国内政治 / 0 コメント / 2 トラックバック

 勝谷誠彦の日記を見ていたらタイゾーくんなどについて書いてあった。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/#1127867588
 勝谷の言っていることは完全に意見が食い違うのが半分で、残りの半分はほぼ意見が完全に一致する。中庸がない。それはとりあえずおいといて、タイゾー君をうまく使って他のものを見えなくしているという指摘は全くの同感だ。本来なら所信表明演説や民主党の対案を考えるべきだ。しかしテレビをつければ政治ネタはタイゾー君ばかり。政治ニュースは完全に自民党によって作られ、すでにパッケージ化されたものをメディアがただ垂れ流す。かっこよく言えばディーバーシステム。その演者を今回はタイゾー君ががんばっているというわけだ。

 勝谷があげている他のどうしようもない輩たちは本当にどうしようもない。まともな政策議論という面での頭もなければ、メディア戦略のコマになるような役者でもない。イメージもいいとはいえない。

 一方でタイゾー君はバカ比例当選議員の中では「頭がいい」のではないかと思う。もちろん政策などの面ではどうしようもないのは目に見えているが、彼は意外に賢い。小泉のような役回りは出来るのではないだろうか。他のどうしようもない議員ならバカを表面に出し、発言やしぐさ、態度などで「ダメさ」をどんどん発散し続けてしまうだろう。メディアへの対応時に一番あせってバカを出したときの武部みたいに(笑 しかしタイゾー君は入れ知恵していけば、立ち回が得意な政治家になるのではないだろうか。他のバカ議員と違って教えれば深層はわからなくとも、曲がりなりにも論理展開を交えて話が出来そうでもある。別にそんな政治家が必要だと言っているわけではないが、現実としてそういう可能性があるように思う。(まあ、次はタイゾー君落ちると思うけど。)

 勝谷の言う「小泉側近では評価が高い」というのもネタではなく本当なのではないだろうか。ディーバーシステムを回していく上で稀有な新人が来たわけだ。これはおいしいと。

 最後に付け加えておくとタイゾー君は全く応援していないので勘違いしないよう。主観で言えばとっとと消えてほしい。小泉のカッコつき「改革」をマジで受け取る真性バカ公募候補者は全員いらないくらいだ。それにしても比例東京ブロックは自民党がもう一人タイゾー君みたいなのいれなくてよかった。なにせ議席を獲得したのは保阪さん。社民党はどうでもいいけど、保阪さんには本当にがんばってほしい。間違いなく国民のためになる。

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2005年 9月 26日

マル激トーク・オン・デマンド第235回 民主党代表・前原誠司氏  高野孟氏

 今回の丸激は民主党の前原氏とジャーナリストの高野氏であった。前原氏の印象は予想以上にイギリスで言うnew labor的な方向性を打ち出していたことだ。どうしても松下政経塾ということで、あまり小泉と変わらない(小泉はネオリベに自分の権益は守るという最悪なパターンですが)ようなイメージがあった。しかし前原氏は昔からの本音なのか歴史的観点から見た「取るべき立脚点」を選択しているのかは知らないが、いわゆる「第三の道」を前面に打ち出していた。また頭は結構切れる人だとも感じた。組合についての話や宮台氏に逆に意見を請う場面などは、知的で「うまいな」と感じた。国民がワンフレーズポリティクスに酔い続ける限りは適任ではないかもしれないが、一度風が吹けばイメージ戦略でも勝てうるとなる人材のように思える。

 後半の高野氏を交えた三氏の話も興味深かった。先の丸激でも論点にはなっていたが、「反対のための反対」をする旧社会党のような存在になっているようではだめだということだ。万年野党根性で形式上反対するだけ。実際に自分たちでは何一つ大きな法案をまとめることができない。

 今回の衆議院選ではカタルシスを得るために、もしくは本気で国民の求める改革法案だと考えている国民が自民党に入れたということは少なからず真実であろう。しかし、その裏には結局民主党は何一つ対抗する大きな法案や提言をまとめることができなかった。民主党には「改革」を提示することはできなかった。これはもちろんメディアなどを通じた広告代理店などが絡んだイメージ戦略の問題というより、大きなコアとなる対案を出せなかったがために「抵抗勢力」となってしまった方が大きい。

 党として確固たる方針をちゃんと決めると前原氏は言っていた。二大政党を目指すのであれば、その方向で間違っていない。さらに注文をつければ、民主党にはばんばん議員立法できるような人材を育てて欲しい。自民党は仮に頭のいい議員が生まれていたとしても、官僚主導の(カッコつき)「改革」を進める政党では結局官僚の作った法律しかでてこない。そうではない日本の政治がみたい。そもそも立法関係で毎月手当てが出てるだろ、議員さんよ。

 丸激の最後は自然にメディアの話に移っていった。ここで細かく議論はしないが、メディアの改革も必要だ。メディアはマスメディアに限らず、さらには受けて側も含んでの問題だ。まだメディア特性による補完性の原理は働いてはいるが、神保さんの「テレビ、新聞もコピペ」の話からもわかるように補完しあうもの同士が同列になりつつある。私個人としては数社の中堅メディアが確固たる力を持つのが一番の近道のように感じている。取材力と機動力やしがらみの少なさをうまくバランスが取れる立ち位置にいるメディアの出現はないのだろうか。

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2005年 9月 21日

管直人の仕事

投稿者 by tak@taknews.net at 11:15 / カテゴリ: 00国内政治 / 1241 コメント / 0 トラックバック

 民主党の代表に前原誠司氏がなった。そして党内の人事も前原の意思によって決まった。前原は国対委員長に菅直人を指名したそうだが、拒否したそうだ。自民党の議席がめちゃくちゃあるので任期満了まで衆議院選挙がないくらいに思っていい現状において、民主党は国会重視でいく必要がある。そうなると党首討論で小泉に強い管を国対にするのはなかなか優れたアイデアだ。
 ただ今回の管の役割は表舞台に立つためではないだろう。前回、管が不本意な形で代表辞任となったときに小沢になりそうになった。ところが小沢も年金未納で選挙もなく岡田になった。これが管はひっかかっていたようである。
 選挙を行い代表を選出することが重要である、と管は思ったそうだ。そういう意味で勝つ負けるというよりは、表立って立候補→選挙という体裁を確保しようとしたのだろう。管は仮に自分がなったのなら、つなぎとなろうと思っていたのではないだろうか。負けたのであれば、選挙を行い党の総意として連合などから切り離し一気に人も中身も新しくなったというイメージを作るのに大いに役立つだろうと考えたのではないか。よって選挙に負けた以上、国対委員長になることは一般国民に与える党のイメージとしてはマイナスだ。「なんだ織り込み済みか」と国民が考えてもなんら不思議ではない。さらに管が出てくれば横路の影もちらほらしてくる。これでは連合などのイメージをぬぐえるわけがない。小泉がうまくやれば、昔の自民党のイメージがまんま民主党にいってしまう可能性すらある。そう考えると管の拒否もいい選択であるし、また管もそれがわかっていて固辞したと思えてならない。これでは管をほめすぎかもしれないけど・・・

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2005年 9月 15日

郵政民営化について考えてみる

投稿者 by tak@taknews.net at 10:23 / カテゴリ: 00国内政治 / 1 コメント / 0 トラックバック

 郵政民営化反対の論陣で必ず出てくるのが「過疎の地域から郵便局がなくなる」という話だ。それに対抗して賛成派からは「JRやNTTをみろ!」という意見が出てくる。確かにJRやNTTは民営化した方が利用者の満足度は格段にあがっているだろう。なるほど郵便局も民営化したほうが良いサービスができそうだ。
 ではまずはサービスから考えよう。ではそもそも郵便局のサービスに問題があるかということだ。正確な統計を取ったわけではないが、そんなに不満があるとは思えない。強いてあげるなら昼休み中の窓口の込み具合であるが、これは銀行も同じだ。遅配や誤配、紛失もかなり少ない。この点はヤマトのメール便の方がよっぽど問題だ。郵貯の銀行より金利も高めである。簡易保険も加入条件が非常にゆるい。他のところでは保険に健康面の理由などで入れない人も加入できる事が多い。

 そうなると国鉄と違ってサービスそのものが悪いというわけではない。つまり郵便局の国民の一人一人に対する問題は、お役所仕事であるという問題ではなく民営圧迫であるという方向へと話は進むだろう。しかし民営圧迫を「断固ゆるさん!」と思う国民はどれだけいようか。だから新自由主義者が民営化を推進するのは理にかなっている。市場原理にまかせるわけだ。もちろんそこで弊害も生まれてくるであろうが。その最たるものがが不採算なもとはやめるということになる。それが田舎の郵便局はいらないということや一度大病を患った人は保険に入れないということになるわけだ。特に後者は完全に「自己責任」でしょと。それでいいと国民は考えているとは思えない。支払いを不当に渋る民間保険会社のイメージが最近やっと強くなってきたことと相まって、あまり言い気分にならない人が多いはずだ。

 もちろんNTT法みたいなものをつけて、過疎地域にも開局を義務付けることは可能であろう。しかしそれでは結局そういう利権が残る可能性もある。またそれは逆に民営化した郵便局への不当な圧迫となろう。田舎に開局させられ配達するのは明らかに損だ。JRだってどんどん過疎地域は廃線している。マイカー及びバス、タクシーが代わりをするとはいえ不便になっていることは間違いなかろう。またまだ代替手段があるのでいい。しかし一方NTTは法的な縛りを受けている。そう考えると郵便局だって法的な縛りを受けてもやっていけるだろうと思えてくるが、私はそうは思えない。その理由がインフラだ。

 NTTの強さはインフラに尽きる。我が家は市内は東京電話、県内も東京電話(違うかも)、県外はフュージョンであるがそれでも回線使用料をNTTに納めている。その強さは尋常ではない。NTT以外のプロバイダと契約してスカイプを導入しても、まだ回線はNTTということもままあるわけだ。もちろん自分でインフラを持てばいいのだが、現実的にはこれも厳しい。東電は確かに戦っている。悪名高きYahoo!のモデムばら撒きに近いくらいに勧誘もやっている。しかし東電は電柱を持っているわけで、それを使ってケーブルをはることができる。それにそもそも東電が非常に安定した(NTTより強固である)電力供給のインフラを持っている企業であり、ほぼ独占の既得権益である。それに比べ郵便局の持っているインフラとは基本的にはマンパワーであろう(システムインフラは今回は触れない。実はここにNTTデータが入っていること自体が民営化したはずのNTTが持っている大きな既得権益だ)。NTTや東電と違い、物的なインフラではない。安定的で一度ひけば独占に近い状態となるインフラは郵便局にはない。マンパワーは回線を引くより簡単に増やす事ができる。それによって民間が都市部のみにマンパワーのインフラを構築すればたまったものではない(現実的にすでにあるわけだが)。

 ヤマトは企業の信書には喜び勇んで参戦したいだろう。しかし個人から個人への郵便事業に参加したいと思っているとは到底思えない。それだけの人間を雇う余裕もないだろうし、マンパワーをそろえたところで現在の手紙やはがきの値段ではペイしないだろう。一方で法的に縛られるであろう郵便局はその点で大きな損をすることになる。法的な縛りがなければ田舎から撤退か傾斜料金(企業は激安 個人は高くなりかつ遠方へは高額)になるだろう。

 また郵便局の事業は国が守るべきなのかということも議論が尽くされていない。ここで例を出すと新聞や本は全国同じ値段で買える。一方で全国どこに行っても同じ値段でしか買えない。つまり定価販売なのだ(気になる人は「再販制度」などで調べてみよう)。何故に定価販売なのかといえば、あまねく全国の人が享受すべきものであるからだ。また文化的なものを「売れるかどうか」という尺度だけでなく、多様に得る事ができるチャンスを与えてもいる。郵便局の三事業も全国の人があまねく利用できるべきものではないかという議論が足りていない。マスコミは三事業のうち郵便ばかりに目が行っているが、残る二つも(情報網が発達した今はむしろ残り二つの方が)あまねく利用できるべきものではなかろうか。

 最後に悪名高き特定郵便局の問題もよく批判の的となる。基本的に世襲制であるにも関わらず公務員の待遇が待っている(といってもたいした給料じゃないけど)。郵便局は特定郵便局長の登用も開始してはいるが、この批判は的を射ている。しかし特定郵便局なるものが存在している理由はコミュニティとのかかわりが「昔は」あったからだ。特定郵便局長は地域活動に積極的に関わるコミュニティのまとめ役であったわけだ。つまり、特定郵便局がなぜに世襲で転勤もなく代々続いていたのかといえばコミュニティと密接に関係があったからだ。よって特定郵便局を否定することは、そのようなコミュニティの「あり方」求められなくなり変わってきたことも表している。そのような「局長さん」と頼りにされ潤滑に(ある程度)閉じて回る地域コミュニティが正しいといっているわけではない。そのような面もあったという事を考えておいて損はないだろうという意図で書いている。
 特定郵便局についてもう一つあげておくと経営の効率化だ。小泉の分社化案が通れば1人、2人程度ですべての郵便局の業務を行っていた「効率性」はなくなるだろう。もちろん都市部では効率的といえるのかもしれないが、地方では対費用効果を考えれば非効率だ。これは似た構造として(どことはいわないけど)傾いている日本のベンダーに税金をぶち込んだ住基ネットと同じである。地方では保守費用なども考えれば現行の特定郵便局の方が効率的であろう。
 また付随してにおうのがシステム構築の問題だ。分社化して窓口会社が独立するということは、確実にシステムの担う役割が強固になろう(住基ネットも同じだ)。構築だけでなく10年契約したりする保守の費用も入れれば驚くような金額になるはずだ。この契約が既得権益になるような気がしてならない。

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2005年 9月 11日

衆議院選挙 自民党圧勝の勢いに思う

投稿者 by tak@taknews.net at 21:16 / カテゴリ: 00国内政治 / 3 コメント / 0 トラックバック

 もうやる気がなくなりました。自民党だけで絶対安定多数いきそうだ。都市型のアノミーに陥っているような新保守層がかなり自民党に入れたのであろう。不安(その多くは偽りにすぎないのだが)に煽られてパニックみたいな状態になって、威勢のいい言葉に乗ってカタルシス。あぁ、日本人はやはりそんなもんか。
 郵政民営化したところで国民の期待する改革は一切行われず税金減ることも皆無。アメちゃんに金を取られるだけ(まあわけわからんとこに財政投融資でぶち込まれるより、よっぽど利回りのいい投資ができるだろうが)。相変わらずアーキテクチャーそのものは変わらずに何の改革にもならないで終わるわけだ。いや官から民に動くのではなく、トップダウン型の構造が磐石になりネオリベが強固になりますな。
 しかも参議院は自民党は過半数割れなので相変わらず大作党とは組むわけだ。見方を変えれば今回の選挙は「学会の公称800万世帯なんて大していらね」となって公明党の神通力を弱めてくれそうだが、「協力があったからこそこれだけ自民党がとった」とでも言いそうな気がする。


 田舎でも自民党が相変わらず勝っている。人気取りに旧山古志村の村長が自民党から出ていたが、現状の自民党では田舎には土建屋にさえ金はいきません。もう潰れます。しりません。田舎は人が住めないような状況になります。文化なんて知りません。投票した人の責任です。

 何度もしつこいが別に民主党に勝って欲しいというわけではない。個人的には河野太郎、枝野幸男、保坂展人と田中康夫あたりを結構注目していて、見ての通り党は関係ない。関心があるのは?保守本流?潰す?再構築の?潰すのステップを如何に短く終わらせる(できれば無くすくらい)にしたいだけなのだ。国民はもっとここに気づくと思っていたのだが。

 今回自民党に入れた人は医療機関での自己負担率が上がっても文句言うでない。ネオリベですから自分で自分の分はだしなさい。賃金格差が広がっても文句は言うな。新自由主義なのですから自分で稼げるようにしなさい。間接税(消費税)をあげても文句をいうでない。ネオリベ→ネオコン型の政治は金持ちに有利なのです。自分で稼ぎなさい。年金?何をほざいているんだ。自分で稼いで食えや!教育や育児への補助もありません。ネオリベだからです。新自由主義ですよ、何を期待してるんだと。
 これからこれらのことで文句言った人がいれば「てめー自民党に入れてないだろな?」と言います。

 威勢のいい言葉で踊らされたアノミーたちは数年後にツケを払うと予測します。以上。

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2005年 9月 10日

20年遅れのネオリベ

投稿者 by tak@taknews.net at 17:32 / カテゴリ: 00国内政治 / 1 コメント / 0 トラックバック

 今日テレビで政治学者の佐々木毅が出ていた。もちろん衆議院選挙に対するコメントである。彼は「今回の選挙は有権者が試されている」みたいな事を言っていた。勝谷も言葉は違うが似たこといっていた(注!佐々木教授と勝谷を「並列」で並べているわけではないので。あくまで今回の選挙についていっている事がかぶっているということ)。この考えは全く同感である。けどアノミーに陥っている人たちが威勢のいい言葉にのったはいいが、数年後に泣いていても俺の知ったこっちゃないという冷たい感情も、実はある(その態度で解決するわけではないが)。政界大再編が起こって政権交代が起こりうる状況に日本がなるにはネオリベかつ増税(小さい政府なのに増税)をくらって、世帯年収300万円以下の家が増えてきて、医療とか教育がサッチャーの後のイギリスみたいにならないと大衆とやらはわからないのかもしれない。
 こう書くと民主党の一派かと言われかねないがそうではない。「20年遅れのネオリベ」が日本で吹き荒れている現在に、その「残っている二十年」を如何に圧縮して早く過ぎ去るようにするかということを考えているだけなのだが。そのためにも政界大再編を期待したい、のだが民主党も失敗ぎみだし、国民も郵政だけで一ヶ月もったしな・・・

 どうでもいいが佐々木毅の肩書きは学習院の教授となっていた。東大の総長は終わったけどまだ定年ではないはず(蓮實のときに定年が65になったから)。やっぱり今年から小宮山になった裏には何かあったのかと門外漢が勝手に想像。

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2005年 9月 02日

衆議院選挙一週間前

投稿者 by tak@taknews.net at 21:15 / カテゴリ: 00国内政治 / 1772 コメント / 0 トラックバック

 自民党は郵政のみで訴えかけて、民主党は年金を柱にという構図のようである。特に小泉は郵政民営化が賛成か反対かで投票行動を決めろと明確に言っている。どうしても仕方がないことではあるが、くだらないシンボリックで大衆がのりやすい図式のみがうわっぺらだけで語られている。

 ただ民主党も小泉の単純な図式にのらないで選挙戦をやるとへまる可能性が高い。高いというよりすでに失敗しているように思える。
 例えば郵政民営化について民主党は郵貯の上限を1000万円から段階的に下げていく案を提示しているが、この理由は一般国民にはわかりにくい。郵政事業の問題は郵便事業そのものではない。郵政民営化反対の急先鋒・荒井広幸氏も言っているように郵政事業は黒字なので税金で20万人を超える公務員を食わせているという指摘は的を射ていない。(もちろんクロネコヤマトなどを圧迫しているという問題は別にあるが。)
 問題は郵貯と簡保の金が財政投融資となりわけわからんところに流れている点である。それが自民党の案ではその金がアメちゃんの金融業の方々にたかられる(予定)で、民主党の考え方はそもそもその生かされていない金を減らしていこうというわけだ。

 この民主党の論理は多くの国民にはわかりにくい。小泉が「公務員は税金の無駄遣い!」といえば意図も簡単に「そうだそうだ!」といえるが、「郵貯の上限を下げます」といっても何のことかさっぱりわからないという国民が多数であろう。

 テレビがいうほど自民党有利とも思えないが、面白い事が起こることはなさそうな予感がしてきた。別に民主党を応援しているわけではないが、面白い事が起こってもらわないと困る。

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2005年 8月 26日

衆議院選挙911

投稿者 by tak@taknews.net at 23:22 / カテゴリ: 00国内政治 / 0 コメント / 0 トラックバック

 えらい放置してしまった・・・放置してしまっている理由は時間がないということ以上に世の変遷があまりに同じことの繰り返しでくだらないから、と言い切ってしまえばすべておわっちゃうか・・・

 さて衆議院選挙だが、解散した当初は「これは面白くなる!」と感じた。なぜならこの調子では自民党+公明党が過半数割れを起こし、かつ民主党も第二政党どまりになるだろうと感じたからだ。そうなると閣外協力や少数与党などと共にキーワードとなりそうなのが政界大再編。これが起こってくれる事を切に願っているのだ。

 政党の中身は自民党はごく一部の新自由主義と小泉頼みの選挙をしたために「毒まんじゅう」を食っているあほども。民主党に至ってはいろいろいすぎて何かよくわからん(中心プレーヤーはある程度枠組みが作れそうだが)。公明党=学会。その他割愛。という状況はどうにもこうにもわかりにくく、どこが勝てばどういう政治をするのか全く見えてこない。

 そうなるとは投票の決め手がない。「公務員は適当に働いて17時退社でむかつくからえらねー」という本当にうわっぺらの感情論のみで郵政民営化は正しいといって小泉に入れる。よくわからないけど小泉だめそうだから民主党に入れる。池田大(以下割愛

 そんな理由でしか投票できない。もうそんなことはとっとと終わりにしてもらいたい。(もちろん政界大再編が起こったところで国民の考え方が変わらなければ何の意味もない。大再編し党のヴィジョンが先鋭化することによって国民への深層の提供がより行われ、国民自身も「賢く」なると期待してのこと。)

 武部とかが曲がりなりにもネオリベっぽいことを言っているのが気持ち悪すぎる。ネオリベが嫌いだからではなく、「毒まんじゅう」食って何でもかんでも考えもなくネオリベ政党となっている自民党が気持ち悪すぎる。そのためにも政界大再編を期待したい。

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2005年 7月 05日

郵政法案 衆議院通過

投稿者 by tak@taknews.net at 22:49 / カテゴリ: 00国内政治 / 1026 コメント / 0 トラックバック

 ニュース速報や特番まで出た本日の郵政法案可決ではあったが、山を越えたどころかまだ余計不透明である。参議院は自民党の議席割合が低いので造反率が衆議院と同程度であれば否決されてしまう。否決されたら参議院に戻り可決されれば通るのではあるが、そのときは2/3とらなければならない。それを考慮に入れれば参議院を通らなければthe end。またこれで小泉は青木とうだうだするのだろう。その姿を見てもまだ「構造改革」とやらが本物だと国民は思っているのだろうか。ただの駄々っ子にしかみえない。ネオリベで増税(ネオリベならせめて減税だろと)なんて最悪と思わないのか?国民よ。

 それにしても小泉はなぜにここまで郵政民営化にこだわるのであろうか。やはり米国の影がちらついてならない。靖国も米国がはめているように思えてくる。そうでなければただのあほという評価が下されて致し方ないだろう。もちろん米国に単純に操られているのもあほだが。操られているふりをしている様には全く見えないが。

 一番いいいのは政界大再編につながることである。造反する連中もただ突っ立っていれば「構造改革の抵抗勢力」となるので権益を守るためであっても「小泉がアメリカにうるさく言われているからだ」とか言ってしまえばいいものを。次の選挙のことを考える気持ちもわからないでもない(金銭的な面や選挙制度のせいで党にべったりでなければならないなど)が、そんな態度だったら氷代とかはでても世間一般からはうだうだと「抵抗勢力」というレッテルら張られ続けるだけだ。族議員でもいいから一回くらい啖呵を切ってみろと。

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2005年 7月 04日

都議選

投稿者 by tak@taknews.net at 23:43 / カテゴリ: 00国内政治 / 30 コメント / 0 トラックバック

http://www.tokyo-np.co.jp/05togi/
 昨日都議選があった。自民党は敗北といっていいのではないだろうか。創価の力を借りていながらこの議席は相当少ない。創価は票割りをしているので、それ相応に平均的に分配されているはずだ。さらに投票率は非常に低い。この現状を考慮に入れれば自民党は完全に敗北であろう。ほとんどの新聞は寝ぼけたこと書いているが。国会で切り崩しをがんばっている方々は少々不安になったのではないかと思う。
 創価は学会票と連れ込んで書かせる票。以上。
 共産党が13議席は思ったより多く感じる。まだ組織があって票が計算できるところは残っているのだと感じる。地元に強い地盤がある議員が多いのもあるだろう。
 民主党はまずまずというところだろうか。自分は都民ではないのでわからないが、少なからず消極的選択として「民主党」あるように思える。そうではない選択を促すためにも政策をばしっと国政選挙では出して欲しいものだ。自民党があんな感じなのでいまこそ立ち位置を明確にしやすいのにもったいない。松下政経塾出身の連中が邪魔になるのだろうけど。

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2004年 7月 11日

参議院選挙投開票

投稿者 by tak@taknews.net at 23:40 / カテゴリ: 00国内政治 / 1520 コメント / 0 トラックバック

各党ごとにまとめていこうと思う。

・自民党
「時間がかかる」ばかりの説明で逃れるのは最悪。時間がかかるもくそもない。説明責任があるのだからそれをやらなければならない。それから逃れることは言語道断。
また創価学会に頼ったのもいい加減にして欲しい。昔は公明党批判の急先鋒だった平沼が学会の秋谷会長に頭を下げに行ったとは恥を知れといいたい。そんなヤツが右翼タカ派的なイメージでやっているとはなんと情けない国だ。
また学会はシャブだ。大麻ではなくシャブだ。これに手を出したら滅びへと向かう。小選挙区でお願いしたら「比例は公明に」となる。そこで結局比例の票を自民が失う。
あと竹中は何考えてるか謎だ。「僕ちゃん大学帰っちゃうからね〜」という形で政権にいればこそできたのにわざわざ自民党議員になるとは。いずれ捨てられるだろう。

・民主党
自民党を上回ったがやはり「善戦」レベルだと思う。決して躍進ではない(そもそも共産党の票を食った面がある)。田中康夫氏も言っていたが小泉が続けたらどうなるのかをちゃんと説明すればもっともっと上積みできたはずだ。小泉ネオリベ政治により地方は疲弊しうること、経済回復を感じられるのは極一部に過ぎないこと、結果は「自己責任」となることなどいくらでもネオリベ政治のやばさを伝えられる。「サッチャーの失敗を見なさい」でもいい。思い切ってネオリベという言葉を使って批判すればメディアが取り上げた可能性もあると思うのだが。岡田氏にバックから藤井氏、小沢氏がうまくやって今後躍進してもらうことに期待。

・公明党
まあ創価学会の組織票と組織連れ込み票でだいたい毎回同じくらいか。今まで「創価学会」をメディアで出すこと自体タブーだったがそれがやや壊れ始めている感じを受けるのでそれに期待。二大政党制が進むとここが組織のせいでキャスティングボートを握る第三党になる傾向が出てくる。それなら自民党とくっついてくれ。

・共産党
かなり激減。結局共産党の票が民主党にいっているので野党としてはさほど変わらず。共産党を応援することは絶対無いがなくなればなくなったでさびしい。

・社民党
現状維持でも2議席確保のみ。1つは党首だし。党としてはいまいちだが散発で面白い議員がいるのでその方までとばっちりを受けない選挙結果を今後の選挙では期待したい。(党内のポジション取りがテレビでは見えない旧来の人たちに牛耳られているのではなかろうか)

・みどりの会議
敦夫さん なんとか当選して欲しいところ。みどりの会議のような団体は少数ながら存在しなければならないと思う。

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2004年 6月 25日

参議院選を「楽しもう」

投稿者 by tak@taknews.net at 02:42 / カテゴリ: 00国内政治 , 01日本ニュース / 0 コメント / 0 トラックバック

参議院選が公示された。
まれにみる低投票率になりそうな予感は否めない。
国民の関心の低さもさることながらマスコミの露出も少ない。
確かに参議院選で政権交代が起こることはまずありえないので衆議院選ほどの盛り上がることはない。
しかし過去には宇野、橋本は参議院選で惨敗し退陣した。(まあ宇野は愛人、というか売春に近い問題がありましたから)
また今回は衆議院選より学会票が公明党そのものに流れるので自民党は決して楽な選挙ではないでしょう。
(お得意の票割りを自民党候補の分まで考慮してやられる可能性も無きにしも非ずかもしれませんが。)
また他にも制度のもつ「面白さ」もあります。
まずは一票の格差問題
事実上、最高裁が「最後通告」をしているので今回も5倍なんて数値が出れば最悪やり直し。
もう有権者は確定しているのですでに格差の数値は出ているはずだからマスコミが発表して欲しいものだ。もしかしたら出生率の時と同じように後出しか!?

次は中選挙区制
各県が一つの選挙区なので都市圏では定数が4ないし3という非常に微妙な割り振りが面白い。
例えば埼玉では民主党が最終的に二人候補者を立てた。これは最悪、二人で票を割って自民、公明(創価学会票+連れていって投票で堅い)、共産(投票者の数は少ないなりに確実に堅い)に負ける可能性もある。
しかし自民に悪い風が吹けば二人当選という「超圧勝」もありうる。そこの所で悩んで最終的には勝負に出た。もちろん裏ではもっと汚いやり取りもあろうが、そのような動きも中選挙区ならではだ。
また公明党は衆議院選と違い堂々と比例も選挙区も公明党の候補者(ないし党名)を書ける。
ただ今回は創価学会の本来持つ(持っていた?)平和の精神を神崎の詭弁で踏みにじられたと学会員は感じているかもしれない。
その現状で選挙がトリガーとなり内部分裂(池田も長くないだろうし)が起こりうる可能性もあるかもしれない。
(ここではあまり書かないが個人としては公明党がキャスティングボートを握っている状況に対して、いい気分ではない)

最後に比例代表の非拘束名簿方式
私は非拘束名簿方式の内容を理解しているが果たして多くの国民、特に年配者はわかっているだろうか?
選挙に言っても選管に「候補者の名前か党名書いて」といわれて良くわからんが書いた、という感じだろう。
このページを見ている方はネットなどで調べる力があると思うので説明しませんが、これはそれなりに面白い。
もちろん有名人が勝ちやすかったり一人で複数人を当選させたりできる問題点はある。
しかし幸か不幸か田嶋陽子や大橋巨泉らのおかげでタレント候補への懐疑心が生まれた。
そして、そもそも田嶋、大橋自体が複数人を当選させるだけの集票能力を持っていなかったことも露呈した。(蓮舫も「先生」が議席食われるだけということになり選挙区からに)そのおかげで今回はタレント候補はかなり少ない。
そうなると大きく2つのことが起こると思われる。
一つが族議員が名簿順位高くなる。もう一つが名簿当落線上は少数の票で激戦となる。
どちらもいいかわるいかは一概に言えないが要チェックである。

このように探せば「面白い」ところはそれなりにある、選挙ではないかと思うのですが如何?

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2004年 6月 01日

環境庁が利権がらみで動いています

投稿者 by tak@taknews.net at 11:45 / カテゴリ: 00国内政治 , 01日本ニュース / 0 コメント / 0 トラックバック

環境庁が映画「デイ・アフター・トゥモロー」をPRそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000401-yom-soci

ちょっとまってくれ!といいたいですね。
そもそも大臣の小池は原発推進派です。
他国から見れば(たとえ政府が原発推進派でも)環境大臣に原発推進の論文書くヤツを選ぶのはありえないと思えてならないのですが。
(原発というと蓮池さん兄のからみもきになります。テレビ報道はしないだろうし・・・)
さらに河野太郎氏のメルマガによると再生可能エネルギー国際会議2004において「日本政府の
代表団が再生可能エネルギーの目標を設定することに頑強に抵抗し」数値目標はいらないけどRPSはがんばってるって書いてね、とバカ政務官が言ってるそうな。
主演・デニス・クエイドや監督・ローランド・エメリッヒも環境省から頼まれて大臣に「表敬訪問」するなよ。。。
少しぐらい考えれば結局、己の利権のためにバカ官僚が躍起になってるだけではないでしょうか。
環境の分野でも恥かくのですね・・・
そもそも日本は91年のリオで環境問題に対して世界の中心になるチャンスがありました。
しかし宮沢総理がPKOがらみで国会にすし詰めでリオにいけず・・・
そのようなチャンスが多くの面で持っているのにバカ官僚(本来なら公僕だぞ!)がことごとく潰してきました。
アジア・アフリカ会議もぶっ潰しそうな気がします。。。
パブリックサーバントの意思がない公務員は今すぐ辞すべし!
戦前なら君側の奸として討たれる、もしくは名誉を考えてやり自刃させるしかない。

(閑話休題)

本気に温暖化を考えるならシェープと京セラの工場を何十個も作って日本中の屋根にソーラーパネルを設置するくらいやってみて欲しいものです。

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2004年 5月 27日

拉致問題に対する国民の反応

投稿者 by tak@taknews.net at 22:41 / カテゴリ: 00国内政治 / 0 コメント / 0 トラックバック

拉致被害者家族に結構批判が来ているそうです。
私は今まで書いてきましたとおり拉致に固執するのは確実に損をすると考えています。
むしろ拉致問題さえそれに固執すれば解決しないというパラドックスを包含します。

しかし拉致被害者家族に対して「国になんていう!」みたいなことを言うことは一切するわけはありません。
(そのような発言をしているヤツらが右翼面しているとは彼らこそ我等の魂を汚している。と右翼に言って欲しいものです)
愛すべきものを失ったものが怒って何が悪いのでしょうか。それは怒って当然です。
私は結果的に彼らの言うとおりやるべきではないと思いますが彼らの言っていることに抗するわけはありません。
彼らが政治的なことを気にせず声高に怒りそれを包含できる国民が傾聴し(但しただながされるだけではだめ)考える国にならないのだろうか。
日本人はいつまでお上は正しいみたいなことを言ってるのでしょうか。
やはりいくら悪い点があるとしても日本はNation-Stateたる概念を持つしかないと思います。
そのレベルにもいってないわけですし。。。

ただ被害者家族の方々にも少し問題がある点があります。
それは救う会と拉致議連という過度に権益のかかった団体に右往左往操させられている点です。
彼らは何故にこの問題に興味を持っているのかを家族の方々も吟味する必要があるかと思います。
その中で裏が見えてくる可能性が大いにあるかと思います。

P.S先日日テレに救う会の常任副会長、東京基督教大学教授の西岡氏がでていました。
正直発言にびっくりしました。論理破綻はまだいいとして基督教大学の教授とは思えない内容でした。
少なくとも基督教に理解がある方だと思うのですがあの発言はもはやsinだといわれても仕方ないです。
故郷を捨てよ 隣人を愛せ
あとは蓮池さん兄のプルサーマルとの関わりも気になるところですが。

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2004年 5月 22日

小泉首相訪朝、家族5人帰国

投稿者 by tak@taknews.net at 22:21 / カテゴリ: 00国内政治 , 01日本ニュース / 0 コメント / 0 トラックバック

小泉首相が日朝首脳会談をしてきました。
私はそもそも今のような状況を作り出した責任が小泉政権にあるので自分でまいた種ですが、今回の小泉氏の「妥協」は致し方ないと思います。
拉致被害者家族の方のお気持ちはわかるのですがこれに固執していれば逆に拉致問題がトリビアルマターになることは火を見るより明らかです。
まず北朝鮮は「もういいよ」と日本を切ってくるかもしれません。
そして六カ国協議では北朝鮮に加え韓国、中国、ロシアにも「何ねぼかたこと言ってるんだ!」と切られるでしょう。
(韓国では日本とは比べ物にならない数の人が拉致されていますがその点を突っ込むことはしません。
その理由を日本人も考えるべきでしょう。)
そしてアメリカが民主党政権になればアメリカからも切られます。
最後は日本よさようなら・・・

しかし今回の妥協でもう一度極東安全保障の机に立てる、それもそれなりの役割で、チャンスが来たと私は思っています。
外務省(北米局はだまっててくれ)がうまくやれば9.17以来二度目の日本が極東安全保障において中心に立つチャンスが来るかもしれません。
ただ拉致問題に対しての日本国民の火を消せるかどうかです。
(ただ本来は忘却癖がでて忘れるのは困り者なので考え抜いた末に議題に上げない決断を日本人ができるようになってもらいたいのですが)

TBSの番組で伊豆見元氏が拉致ばかりで核についてはどうでもいいと日本人が思うことやそう思っていると各国にとられることは好ましくないという趣旨の発言をされていましたがまさに同感です。
それをやってしますいますと日本は終わりです。
テレにでは言えないでしょうが日本を含め格好のファーストプライオリティーは安全保障です。
だからこそ六カ国協議があるわけですから。

あと日本国民は拉致議連は良心で戦っていると思っている方が多そうですが彼らはそれなりの利権があるわけです。
平沢勝栄氏が警察官僚だったなんてもう利権の一端を示しているようなものでしょう。
そこを見落とさないことも重要です。

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2004年 5月 21日

首相、明日北朝鮮へ。敢えて言わせていただくと

投稿者 by tak@taknews.net at 21:58 / カテゴリ: 00国内政治 , 01日本ニュース / 0 コメント / 0 トラックバック

明日、小泉首相が朝鮮民主主義人民共和国に行きます。
多分5人の拉致被害者の家族が帰国されるでしょう。
(曽我さんのところは米との問題が絡み不明ですが)

しかしこれだけで手打ちにすると国民から非難されかねないくらい拉致=北朝鮮問題となっています。
当初、政府は拉致問題に国民が「乗った」ことにさらに「乗り」、決して得策とはいえない、いやはっきりいえばもうすでに大損をこいた外交をしてきています。
そのつけがいよいよきました。
多分、政府としてはもう拉致問題は解決したいと思います。
もうこれから数十人の話をしだすとなると確実に日本は北朝鮮から切られるでしょう。
それは日本が東アジア安全保障の机からドロップアウトすることを意味し、国益の面から考えれば明らかに損です。

私の考えはやはり9.17で金将軍が旧日本軍のことには触れずに(今では軍部に反対の声があるようですが)拉致を認めた所、日本がその金から投げられたボールを表面上でもちゃんと投げ返せば1年7ヶ月も待たずに家族の帰国は果たせたでしょうし核問題と言う最重要課題にも話が持っていけっとおもいます。
そして政府は日本国民にあまり拉致を強調せず一応の決着を図り安全保障へと話を進めるべきだったでしょう。
こういうと「拉致被害者への冒涜だ!」とか言われますが冷静に考えればこのように対処した方がむしろ拉致被害者が帰ってくる可能性が大きいのは自明でしょう。
どうも日本人の「タカ派」とやらは正しいことを言い尽くすのが外交みたいに思っているふしがありますが外交とは「肉を切らせ骨を断つ」ものでしょう。
まあ外交に限らずコミュニケーションで自分の利益を引き出すときは皆やっていると思いますが。
言い尽くすのは戯言に過ぎません。しかもそういうやつらの多くが「左翼」を理想主義者だと言ったりしますがお宅が理想主義じゃないかと思います。

けどこうなった以上政府は日本国民と北朝鮮との板ばさみ状態は免れられないでしょう。
まあ、その元を作ったのは政府(「政権が持たない」といった安部も入れときましょう)です。
しかしその一方、日本人の事実性の優位が思いっきり出て明日拉致被害者家族が帰ってきたら「よかった、よかった」で拉致問題をすっからかんに忘れるかもしれません。
それはそれで結果的に政府としては助かるでしょうがそのようなことの繰り返しで今の今まで近代国家になれていない現状に鑑みますとても喜べません。
今回については国益になってもそのような作法は大概大損を被るのみです。
そしてそのような形で忘れられては拉致被害者としてもたまったものではありません。

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2004年 5月 09日

どうなる民主党!?

投稿者 by tak@taknews.net at 23:09 / カテゴリ: 00国内政治 , 01日本ニュース / 0 コメント / 0 トラックバック

民主党は菅代表の年金未納問題でかなり危うい状況です。
さらに執行部の野田氏、岡田氏も擁護した手前、菅の後任とはなれないでしょう。
そうなると秋に控える選挙を考えますとネームバリューがなければならない=もう小沢氏しか残っていないという結論に達しそうです。
しかし彼は次に旗を振り回すときは確実に大きなチャンス=政権が自らの掌中に来うるときだと私は思っています。
よってやはり本人としてはまだ時期”超”尚早なのではないかと思います。
また明日にでも小沢氏への期待などを囲うかと思います。
今日は短いですがこの辺で。

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